ジェリー・ハーマンの「ラ・カージュ・オ・フォール」

祝・開幕「ラ・カージュ・オ・フォール」

日生劇場でジェリー・ハーマンは至福の時

日比谷の日生劇場で幕を開けた「ラ・カージュ・オ・フォール」、拝見してきました。

鹿賀丈史さん、市村正親さんのゴールデン・コンビ。

自分にとっての初・日生劇場は、たしか中学を卒業した春休み、高校合格祝いに兄が招待してくれた劇団四季の「ウエスト・サイド物語」でした。

その時のトニーは鹿賀さん、ベビー・ジョンが市村さん。
(マリアは久野さん、郡司さんのベルナルドに、飯野さんのリフ、アニタは立川さん)

そう思うと、なんとも感慨深いものがありました。

(なので、プログラムにあるお二人の劇団時代の写真には、ここだけの話、正直、涙ちょちょぎれました。)

名優ジョージ・ハーンのこと

「ラ・カージュ」のアルバン(=ザザ)のブロードウェイのオリジナル・キャストは、ジョージ・ハーン


久しぶりに引っ張り出したオリジナル・ブロードウェイ版のCD

この人の存在を初めて意識したのは、(恥ずかしながら)A・L・ウェバーの「サンセット大通り」でした。

その圧倒的な存在感、声。
“Greatest Star of All”にやられました。

そして、S・ソンドハイムの「スウィニー・トッド」.。

コンサート形式で、パティ・ルポンと共演した映像で、その歌唱力、演技力に再び圧倒されました。

そんなある日、気がついたのです。

「あれ、この人、もしかして・・・。」

そう、アルバン(=ザザ)だと。

なんてこった、あれがこの人!?

いやはや、ものすごい俳優・歌手だなぁ、と。

今これを読んでるあなた、もしジョージ・ハーンをご存じなかったら、是非YouTubeで検索を。

ジェリー・ハーマン、ブロードウェイ

そしてそして、なんと言ってもジェリー・ハーマンの音楽、最高です。

かつて「Jerry Herman’s Broadway at the Hollywood Bowl」というタイトルのVHSビデオを持ってました。

NHKホールで観た「42nd Street」にビリー・ローラー役で出演していたリー・ロイ・リームズの姿を見つけ、大興奮したものでした。(彼は「ハロー・ドーリー!」のナンバーと「ラ・カージュ・オ・フォール」のナンバーを歌ってます。)

そして、ジョージ・ハーン「ハロー・ドーリー!」キャロル・チャニングも登場します。

それから何年も経って、富山オーバード・ホールで「ハロー・ドーリー!」に歌唱指導で参加できたことは、もう本当に奇跡と言っても過言ではない。(笑)

最高の出来事でした。


オーバード・ホールのミュージカル・シリーズ。これほど贅沢な舞台があるだろうかという・・・。

古い人間と言われようと、やっぱりいいものは良い。

今回、「ラ・カージュ」でジェリー・ハーマンの音楽を聴いて、ホントにそう思いました。

日本でミュージカルに関わるということ

ミュージカルの王道作品、日本では上演されるタイミングに合わなければ一生観れずに終わるものも沢山あるはずです。

そういう環境で(「ラ・カージュ」は観客としてですが)、同じ作曲家の複数の作品と出会えるとなれば、それを幸運と呼ばずして何と呼ぼう、そんな感じに違いありません。

ちなみにボクは、ジェローム・カーンの作品も「ネバ・ゴナ・ダンス」(V6坂本昌行さん主演)、「ショウ・ボート」(オーバード・ホル)2作品にスタッフとして関わることができました。

自分で言うのも何ですが、かなりのラッキー・マンです。

この「ネバ・ゴナ・ダンス」の中に使われている“I’m Old Fashioned”というナンバーがたまらなく好きだったのですが、年を経るごとに益々好きになっています。

今となってみると歌詞もたまらなく沁みます・・・。

・・・いやぁ、王道ミュージカルって、本当に良いものなんですね。

それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

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