呼吸を変えると人生が変わる!
呼吸について改めて考え続ける今日この頃、最近買ったほんと並行して、以前読んだ本も再度読み直してみる。
MLBをはじめとした、アメリカのプロ・スポーツ選手のアスレティック・トレーナーを務めたお二人の共著。
本というのは、人間と同じように不思議なもので、以前出会った時には気がつけなかったその本(人)の魅力を、数年経ってから会って衝撃的なほど発見することがある。
この本もそう。
それだけ自分が未熟だったということに違いないのだけれど…。
第一章の見出しをいくつか拾い上げるだけで、気づきの連発というか、驚きの再発見というか、ここのところ考え続けている呼吸についての答え合わせというか。
- 呼吸が平常心をつくる
- 呼吸が間をつくる
- 横隔膜を機能的に使えることで、結果パフォーマンスが向上する
- 呼吸に動きを繋げる
最後の「呼吸に動きを繋げる」の関して言えば、
『できれば、呼吸に動きを合わせてもらいたいのだけれど、現実としてはほとんどの選手が動きのリズムに呼吸を合わせている』
というような内容が書かれている部分なんか、わかってはいても改めて、「そうだよなぁ、そうなんだよ。」と何度もうなづいてしまった。
続く第二章では、呼吸において横隔膜の果たす役割と働き、その重要性がかなり細かく丁寧に書かれていて、これまた既に落としていたはずの鱗が、いまだに目からポロポロと落ちるのを体験する、そんな感じになっている。
発声とスポーツの根底に流れる呼吸の足場枠
そして、さらに今回の発見。
「勝者の呼吸法」で紹介されている“正しい呼吸”エクササイズと、かつてボイストレーナーの師匠の下で繰り返しやっていた体操が被っていることに(今頃になって)気がついた・・・。
“正しい呼吸”エクササイズのうちの一つ
かつて出版された師匠の「新・発声入門」の一部。
要するに、人間の肉体の使い方、その原理・原則は音楽でもスポーツでも(ダンスでも)根っこの部分は繋がっていて、その芯になるのが呼吸だということだろう。
キーワードは「より良く」。
「より良く生きる」
「より良く歌う」
「より良く走る」
「より良く◯◯◯」の◯◯◯にハマるものが、人間の身体を通して表現することであれば何でも、呼吸(特に横隔膜)を身に付けているかどうかが(意外とみんな気づていないけれど)、めちゃめちゃ重要だという、本当に重要なお話です。(笑)
生命に直接繋がっているものなんだから、当然と言えばあまりにも当然なのだけど…“呼吸”は奥が深い。

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