「読書は、論争のためではなく、そのまま信じ込むためでもなく、講演の話題探しでもない。それは、熟考のためのものなのだ。」フランシス・ベーコン
思考が行き詰まった時、前に読んだ本を引っ張り出して眺めつつパラパラとページをめくることがよくある。
現状打破するために、脳に刺激を与えられるような気がするからだ。

今日も本棚の中から1冊を選び、パラパラとページをめくって現状を打開するための3つのポイントを独断で抜き出した。
その基準は…直感である。
小林賢太郎さんの「僕がコントや演劇のために考えていること」。
そこから抜き出した重要ポイントをご紹介してみよう。
「ないものをつくるという最高難度の仕事」
0から1を生み出すのは、本当に厄介で困難なことに違いない。
苦しみを伴うのだ。
でも、既にあるもののコピーを作ったところで、それができたと言うことは他の誰かにもできるということだし、そもそも本家本元以上のクォリティーを越えて、それを維持するというのは並大抵のことじゃない。
アイデアというのは既存のものの組み合わせであるという点では、0→1じゃないようにも感じるけれど、「今までありそうでなかった」にたどり着けたとしたら、それはれっきとした0→1に違いない。
つるまない、つるめない
これ、自分も元々スタンドアローン型というか、人に協力を仰いだり人に仕事を振った入りするのが苦手で、とりあえず一人でやってしまおうとする傾向にあるので、よくわかります。
実際、最初の0→ 1に関してはむしろその方が良いような気もするし。
そもそも、「みんなで相談して決めましょう」的なやつはあんまり信用していない。
結局、誰かの意見に反対したいけど代案がなかったり、ただ単に面倒臭かったり、複数の誰かの妥協によって成り立っているケース、意外と多いはず。
まずは一人でやれることをやる。これでしょう。

自分の「なんとなく」を信用しない
リサーチをしっかりとしていないで突っ込む。
これ、実は自分もやりがちなミス。
- 根拠のない自信
- 野生の勘
こうしたものに頼るのは、タイミングを間違うと時間的なロスが大きく膨らむもの。
少なくとも、ビジネス的な視点でとらえたら、まぁ避けるべきやり方だろう。
もちろん、アーティスティックな視点から考えれば、判断基準が180度違ってる可能性だってある上での話になるけど。
そもそも、新しいアイデアがそんなに簡単にポンポン出てきたら苦労はしない。
売れっ子になって波に乗ってる、飛ぶ鳥を落とす勢いみたいな人なら、「降って湧く」の連発なんてこともあり得るのかも知れないけれど…。

自分のような凡人の場合、そういうことは期待できないので、リサーチが重要であることは言うまでもない。
(←これは自分自身への反省から。)
つるまず、「自分のなんとなく」を信用せず、ないものを作ることにチャレンジする。
結論に達したところで、本日のおじさんのひとり会議を閉会とします。
ご静聴、ありがとうございました。

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