脱力こそあなたの潜在能力を引き出すカギ

「原理原則に縛られることなく、それに従うのだ。」ブルース・リー

今日は脱力についてのお話を。

いやいや、“脱力”です。脱力系ではなく。
(※脱力系=体の力を抜いたような、ただただだらけているような、そんなキャラや事柄の総称。)

 

どんなジャンルであれ、パフォーマンスで自分の持つ能力を最大限に発揮するために、脱力を体得しておくことは最重要課題です。

 

スポーツであれ武術であれパフォーミング・アーツであれ、筋肉の集合体である己の肉体を通して、外に向かってエネルギーを発散、伝える力を最大化するには、脱力を体現できることが大前提となる、ということです。

ボクがそう考える理由は二つ。

  • 肉体の緊張は精神状態と表裏一体だから。
  • 筋肉は弛緩と収縮を繰り返すものだから。

つまり、

肉体を自在に弛緩させられる(=脱力が体得できている)人間は、精神状態、心理状態も自らの意思でコントロールできるようになる

から。

そして、

肉体を自在に弛緩させられる(=脱力が体得できている)人間は、その筋肉群が収縮する能力を最大限に利用できる

はずだから。

脱力について学んだ二つの転機

ボクのこれまでの人生の中で、脱力について大きな気づきを得た二つのエピソードを紹介します。

(と言っても、その意味の大きさに気づいたのはだいぶ後になってからですが…。)

 

一つ目は、高校生になってから始めたピアノのレッスン。

ボクがピアノの手ほどきを受けたのは、いわゆる音大ピアノ科卒の先生ではなく、教育学部でピアノを専攻した先生でした。

この先生がそれはもう研究熱心な先生で、ご自身も東京まで継続的にレッスンに通う傍ら、色々な本から演奏法や教授法についての知識を吸収することも怠らない方だったのです。

で、この先生のレッスンで最初にとにかく繰り返しやらされたのが、

腕の重さを感じること、つまり腕の脱力

でした。

 

腕を(糸で吊られたように)真っ直ぐ肩から上にあげ、そこから、(糸をプツッと切ったように)ストンと脱力し、腕の重さで下に落とす。

 

こんな感じのことを何度も何度も繰り返し、練習させられました。

その上で、

「その重さ(自重)を指を通して鍵盤に伝えるように」

と教わりました。

 

これと同じようなことを、ブルース・リーが体系化したジークンドーという武術の指導者である石井東吾さんという方が説いていらっしゃるのを拝見し、今頃になってピアノの先生の偉大さに感動しています。

 

そして、二つ目は大学時代に通っていたボイストレーニングのルーティーンの最初にやっていた“自然体”というもの。

これ、おそらく芸大で教えられえいた野口体操(通称:コンニャク体操)が取り入れられていたんじゃないかと推測するんですが、書店で何気なく手に取った古武道の本の最初に紹介されていた脱力のための体操がそっくりそのまま同じものでした。

これらは、どう考えても単なる偶然ではないでしょう。

ボクが経験したのは、二つとも音楽のためのレッスンで、

楽器としての身体の土台作りとして、日々繰り返し修練すべく教わった訓練法

ですが、それと全く同じことが武術(武道)の原理原則として伝えられているということです。

 

ここからわかることは二つ。

人間(の身体)の潜在能力の凄さ

その潜在能力を解放する上で脱力がいかに重要か

です。

 

文字(漢字)で表すと、たったふた文字の“脱力”ですが、そこにはとてつもなく深淵な何かが隠されているに違いありません。

あなたのパフォーマンス、ポテンシャルを最大限に引き出すカギはそこにあります。

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