「死ぬまで少年の心でいることのできる人は実に幸いである」有島武郎
かつて劇団の舞台でご一緒した彼の訃報を知りました。
まわりの心を軽くする、明るくする、そんな笑顔の人でした。
ふと、楽しかった日々のことを思い出しました。

訃報を知らせる劇団のHPで見た彼の写真、遠い昔の日々の、その明るい笑顔を思い出しました。
きっと、「死ぬまで少年の心でいることのできる人」だったのだろうな。
そんな風に思いました。

少し前に、本当にある日突然、教え子がこの世を去ったことを知りました。
まだ20代も前半なのに…。

以前大学が実施していた、入学前相談会の静岡会場で逢ったのが最初でした。
落ち着いた雰囲気の、しっかりした子でした。
卒業しても、歌を続けてくれたらいいなと思っていた人でした。
これから静岡に戻る度、あの日のことを思い出すのだろうな。
両親亡き後、静岡に戻るのがちょっぴり切ない移動になっていたので、これでまた、切なさが増しそうな気がしています。

「儚さこそ、生命の輝き」
確かにそうなのかも知れません。
一瞬、一瞬、過ぎ去って行く時が、儚くて尊い時間なのですよね。

こういう虚しさ、切なさ、やりきれなさを抱えながら、ボクたちは残された日々を生きていくのですよね。
ふと、この曲を思い出しました。
“疲れを知らない子どものように
時が二人を追い越して行く
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう”
小椋佳作詞作曲「シクラメンのかほり」
Requiescat in Pace

わかりますか?笑
頑張ってらっしゃるようで、嬉しく思います。
頑張ってください。