自炊の目的は節約だけじゃないことの理由

料理は、子供の遊びであると同時に大人の喜びだ。そして、慎重になされる料理は愛の行為である。」クレイグ・クレイボーン

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「人は自炊をすることで初めて大人になれる」

これ、誰の名言かご存知ですか?

…私です。

 

はい、これ私の持論なんです。

と言っても全くのデタラメではなくて、以前読んだ文章の中に(書籍だったか、記事だったかが思い出せないのですが…)、子どもが小学校3年生になるくらいまでに、料理のように「人が生きていく上で必要なこと」を自分でやってみる経験(機会)をさせることが、子どもがアイデンティティーを確立する上でとても重要だと書いてあったのです。

乱暴に言うと「自分はひとりでも生きていけるんだ」という、“自信の種”とも呼べるような小さな経験、成功体験と言っても良いかも知れないですけど、そういうことがその後の子どもの人生に大きな影響を与えるというお話でした。

あなた自身の子ども時代を振り返ってみて、どうですか?
そういう、自己の再確認みたいな状況、経験をしたことはありますか?

自分の場合、(振り返れば)それは小学校3年で入隊したカブ・スカウト(ボーイ・スカウトの弟分みたいな活動です。)に違いありません。

親元を離れ、同年代の少年たちと寝食を共にし、自分の身の回りのことは自分でする。

ボーイスカウトになると、テント設営や食事を作る(飯盒炊爨)ことも、自分たちの力でやることになります。(カブスカウト時代は、基本、青少年の家のような施設泊なので)

こうした経験をすることは、(コロナのことを差し引いても)今ではなかなか貴重だったりするかも知れません。

その延長に、大学時代の一人暮らし(自炊生活)があったからこそ、学べた者もたくさんあります。

ひとり暮らし&自炊の経験があるかないかで、その後の人生にかなり影響が出ると自分では思ってます。

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自炊のすすめ

さらに、大学に入って上京したタイミングで自炊をするようになりました。

その理由は、何と言ってもお金がないこと。

もちろん、「外食ばかりだと栄養が偏る」だなんだと、最もらしい理由は後から付け加えることもできましたけど、ストレートに言って、お金が一番の理由。

これは、その後自分で仕事をするようになってからも同じことで、家賃や光熱費等々、月々決まって出ていくお金を考えれば、節約するために削れる項目として真っ先に上がるのは食費だからです。

 

田舎から東京に出てくる時に、鍋やら炊飯器やら包丁やら、必要なものは親が用意してくれました。
ありがたい話です。

その時に、母親がこんな本をくれました。

初めてひとり暮らしをする若者向けに作られた、料理の基本的なこと、レシピが載っている本。

実際、これを見ながら、悪戦苦闘しつつ自炊生活をしてました。
(けっこう、自分で弁当作って大学に持って行ったりもしてました。)

大学時代の専攻が声楽科テノールなもので、オペラの本場イタリアへの憧れが強く、その影響(!?)で実家では料理に使うこともなかったオリーブ・オイルの存在を知ったり、ニンニクや赤唐辛子使ってパスタ作ってみたり、その他にも、バイト先(飲食系が多かった)で知った明日葉の天ぷらを一人用の天ぷら鍋買って揚げてみたり、面白がっていろんなもの作って食べてました。

冒頭のクレイグ・クレイボーン(アメリカの 料理評論家。料理評論家であり、本の著者。 ニューヨークタイムズ の長年の料理評論家兼レストラン評論家。)さんの言葉にある、「子どもの遊びであると同時に大人の喜び」、文字通りそんな感じでしたね。


イタリアンは今でも大好きで、パスタや、ラザニアなんかもたまに作るのです。

劇団時代には共演者に中国出身の方が居て、その人が料理上手だったこともあり、五香粉なんてものの存在を知ったりして、中華作るのも楽しくなりました。(食べるのはもともと好きだったんですが)

お金のために自炊、カラダのために自炊、そして…

気がつけばすっかり歳をとり(笑)、若い頃には何よりお金が理由でしていた自炊も「カラダのことを考えて」するようになってます。

忙しくて時間が無いなりに。


こちら、リュウジさんのレシピにもお世話になってます。

さらには、御多分に洩れず、コロナ禍の影響下「ソロキャンプや車中泊とかもいいな。」などと思い、かつてのカブ・スカウトやボーイ・スカウトでの原体験を思い出して、手始めにメスティン使ってご飯炊いてみたりしてます。

最近も、ネットで知ったニトリのホットサンドメーカー買いに行きました。
(そしたらなんと「売り切れで取り寄せも不可能」な状況だそうで、単なるアウトドア・ブームとは明らかに何かが違う空気を感じました。)

そうそう、少し前に買った「黒瀬のスパイス」という肉料理向きのスパイスも、近所のショッピング・モール内のキャンプ用品売り場から消えてました…。

キャンプ熱、おそるべし。

料理、楽しいし、奥が深いです。

精神性が問われるというか、鍛えられるというか。

最初自炊を始めた頃っていうのは、

お客さんで劇場の客席で舞台観て「ミュージカル楽しい」って思って、「自分もやりたい」って、その舞台を提供する側に回ろうとしたら全然手も足も出ない、みたいな、そんな状況。

提供される側と提供する側じゃ全く違うの、見えてるもの、聞こえてるものが。

その違いに気づいて、日々これ精進。楽しみながら。

もしあなたがあまり自炊しない人だとしたら、やったほうがいいです。料理、自炊。

 

最後に、かの有名な北大路魯山人の言葉を。

「いいかね、料理は悟ることだよ、拵(こしら)えることではないんだ。名人の料理人というものはみなそれなんだね。」

悪いこと言いませんから、自炊しましょ、ね?

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