50代にして考える仕事、副業、複業、転職、そして天職。

「自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想をしているとは言えない。」ビル・ゲイツ

はい、あのビル・ゲイツもこんな名言を残していますので、50代も後半の私ではありますが、仕事副業複業転職、そして天職というものについて考えてみたいと思います。

Yahoo!ニュースの記事で(少々長いけど)、仕事ってものについて考える上でものすごく良い記事に出会いました。

元ジャズピアニスト。

リンゴの行商を生業にしていて、妻と5人の子どもを養っている。

一体どうしてリンゴの行商に?

夢破れて行き着いた先がりんごの行商なのか?

記事を読めば、売り上げは1日あたり10~15万円、多い日には30万円になるという。

リンゴの行商ってそんなに儲かるものなのかぃ?

しかしながら、記事を読み進めてみると、この人の仕事と人生の関係性はそんな表面的なものではなかった…。

小学5年生の頃に、学校で自分のある行動を教師から注意された時に、なぜダメなのかと問い返したという話や、中学生になって「これ(この勉強)って大人になってから使うんですか? 」など教師が答えに詰まる質問を連発したという逸話からは、「自分の中に毒を持て」で読んだ岡本太郎氏の幼少の頃の一徹さを連想した。

エアマックスを仕入れて高値で売りさばいた話や、15歳にして悪性リンパ腫を患い、余命幾ばくも無い中で取り憑かれたように一つにことに熱中し、奇跡的に生き延びた話。

のちにジャズピアニストとして音楽活動する傍ら、生活費を稼ぐために始めたリンゴの行商。

職業としてピアノを弾く日々の中で、本当の自分と乖離した何かを感じながら悶々としていたらしい。

ある日、得た気づき。

「僕にはリンゴ売りの方が、ジャズみたいにできる」

 

なまじ役者なんてものを一度でも経験すると、ついつい仕事というものの意味合いについて考えることが多くなる。

  • どうやって生活費を稼ぐか?
  • 自分にとってこれは果たして天職なのか?
  • 今に至るまでのどこかで、今とは別の職業を選ぶべきタイミングがあったんじゃないか?

悩んだところで答えなど出るはずのない堂々巡りを繰り返す。

今回の記事に出てくるような

「僕にはリンゴ売りの方が、ジャズみたいにできる」

「自分の真ん中にいこう」

「僕の真ん中は、リンゴ売りだ」

などという天の声が聞こえるみたいな瞬間はそうそう訪れはしない。

そこはやはり、「生死の境目をさまようような経験」をしていないからだろうか。

「最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。」スティーブ・ジョブズ

仕事副業とか転職とか天職ということについては、本を読んで「こんな人がいるんだ!?」とたまげた人が2人いる。

1人は「ドラゴン桜」を書いた漫画家三田紀房氏。

「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術」で知ったのだけど、この方、実家の衣料品店を手伝うためにサラリーマンを辞めたものの時代の波に飲まれ、家業に将来性が見出せない中、目にした漫画誌の新人募集に可能性を感じ、30歳にして初めて描いた作品が講談社の新人賞一般部門に入選して漫画家デビューしたという…。

もう1人は「すべてがFになる」作者、小説家森博嗣氏。

この方の本は、「『やりがいのある仕事』という幻想」というのも以前読んだことがあったのだけど、今回「お金の減らし方」という本を読んで、なんと30代後半の大学の助教授時代に、なにか儲かるバイトはないかと考えた末に小説を書くことを思いつき、まずは書き上げたものを書店で見つけた小説雑誌の載っていた講談社(またしても講談社!)の作品募集に応募したところ、出版が決まって小説家デビューしたんだと知った…。

何なん、これ?w

森博嗣氏は小説を書くことを「バイト」と表現しているし、三田紀房氏は「マンガ家になったのはお金のため」と明言している。(そう言えば、かつて中田英寿氏は「サッカーは仕事でやってる」と語っていたっけ。)

ちょっと前に記事に書いたはあちゅうさんの天職についての発言からすれば、このお二人にとってのマンガ家と小説家はそれぞれ「天職ではない」ということになる。たぶん。

はて、自分にとって仕事とは?天職とは??

「考えなさい。調査し、探究し、問いかけ、熟考するのです。」ウォルト・ディズニー

はい、そうですよね、そんなに簡単に答えが見つかるんなら、誰も苦労はしませんよね。w

冒頭に紹介した記事の中でも、こんなことが書いてありました。

自分の真ん中とはなにか?ジャズピアニストに戻ること、別の表現の道に進むことも含め、深く潜行するように自問自答を繰り返していると、ある時、素直にこう思えた。「僕の真ん中は、リンゴ売りだ」

深く潜行するように自問自答を繰り返すこと。

行動しながら自問自答を繰り返すしかないようです。

だって、自分のことだもんね。

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