「自由が欲しい時は、他人に頼んじゃいけないんだよ。君が自由だと思えば、もう君は自由なんだ。」リチャード・バック
自由を味わってみるのに最適な方法は自転車に乗ること
コロナ禍になって、在宅勤務をはじめ家で過ごす時間が増えた今年、
しばらく放ったらかしだった自転車に乗る機会が増えました。
運動不足になりがちだからと、それまでは走ったこともないような
距離を自転車で移動して、海を見たりとか。

かなり大きな公園(自分の中ではセントラルパークと名付けている)に
日の出前に出かけて朝日を眺めたり。
あとは日常の買い出しもできるだけ自転車で行くようにして過ごしていたんですが、
そしたら、いきなり酷使したせいか、途端にガタがきて、
ここに来て新しい自転車に買い替えました。
ギア付きの新車です。(笑)
新しい自転車に乗りながら、ふと気がついたこと。
それは…
- いつ移動を始めるか自分で決められる
- いつ移動を終えるか自分で決められる
- どこまで移動するか自分で決められる
つまり、「自由だ」ということ。

これが例えば乗合バスだったとすると
- 時刻表に決められた時刻に
- 決められた場所から乗り
- 混んでいれば自分のスペース確保はままならず
- 遅れても自分では急げず
- 決められた場所でしか降りられない
つまり、「不自由だ」ということ。

もちろん、自転車の場合、
- 動き出しはペダルが重い
- 登り坂でもペダルが重い
- 夏暑く冬寒い
とか、自分がしんどい思いする部分もあるわけだけど、
それでも、例えば、風を身体で感じたり、
木々の緑を眺めるために止まったり、
普段、毎日を通勤電車やバスで移動しながら摩耗していたら
忘れがちないろんなこと、気がついて楽しむことができるんです。
これって、なんか人生の縮図だなぁと思ったのです、今回。
コロナで、今まで常識だったものが覆されて、
きっとこの先もいろんなことやものの意味づけが変わって、
仕事や生き方の価値観ってものも変化して、
いや、もう既に変化して、それを感じ取れてる人と、
気づかず人生の貴重な時間を浪費している人が居て、

同じ現実の中に、まるでパラレルワールドのように共存している。
昔、イチロー選手が出てたCMで「『変わらなきゃ』も変わらなきゃ」ってのがあったけど、
まさにそんな感じ。
自由を体感することは、そんなに難しいことじゃない。
ただ、最初はちょっとペダルが重い。
そして、その先も平坦な道ばっかりじゃない。
夏は暑いし、冬は寒い。
でも、自分のペースで動けて、景色を楽しみながら暮らしていける。
よし。
明日も自転車に乗ろう。
自分の足でペダルを漕ごう。

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