話す言葉の内容は7%に過ぎない…メラビアンの法則
態度や表情、見た目の印象のほうが強く伝わる
アメリカ、イギリス、タイ、インド…さまざまな国の英語発音モノマネでYouTubeチャンネル人気急上昇のだいじろーさんのtweetにこんなのが。
音読の練習で「これはいくらですか」と読む時は、実際にお店で「これはいくらですか」と聞く時と同じ気持ち・感情・イントネーションがよき。音読になると突如感情を失うパターンがほとんど。人間言葉を発するときは必ず相手がいる。相手を想像すると意味に敏感になる。相手がいると思って読もう🤟
— だいじろー📣発音トレーナー (@DB_Daijiro) December 16, 2020
だいじろーさんは英語発音指導者として活動してるわけですが、ご本人の動画を見ると、限りなく形態模写ってぐらい、顔の表情や身振り手振りまで国ごとに変化します。
“同じ気持ち・感情・イントネーション”
“相手を想像する”
キモはやっぱりここなんですよね。
これって、役者が台本を手にして、そこから読み取ったものを3次元に起こしていく中で強いる作業そのもの。
読む→読み取る→体現する
その時に、リアルタイムで自分が感じ、思い描き、ひらめいたそのイメージを音声に乗っけているだけなんです。
かのスタニスラフスキー先生も、次のようにおっしゃっています。
「台本に書いていある事をそのまま読んで聞かせてやって見せるだけなら、台本をお客さんに渡せば良い。
お客さんは台詞を聞きに来ているのじゃなく、皆さんが、考え、感じ、想像しているものを観に来るのです。』— スタニスラフスキー・アカデミー (@StvAcademy) December 2, 2020
“台詞を聞きに来るのではなくて、演者(=話し手)が考え、感じ、想像しているものを観に来る”
「話してきかせる」なんて表現がありますけど、話して聞かせている場合じゃなっていこと。(笑)
話して観せ(魅せ)なきゃダメなんです。
そのためには、話し手の態度、ふるまい(英語で言うとbehavior)、つまり表情、手振り身振り、声のトーンとか、そういったものをないがしろにしちゃいけないってことです。
アメリカのある演劇学校では、
“Acting is the ability to live truthfully under imaginary circumstances.”
(演技するということは、想像上の環境の中で真実を生きる能力である。)
と教えるそうです。

「演技を学ぶ」っていうと堅苦しくなるけど、芝居やってみるといい。
他人について考えることを通して、自分について知ることになるし、客観的になれると同時に感情的にもなれるから。
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