“手放す”ということ

「手放すとは、結果に執着しないこと。結果がどうなっても、平安を保ち続け、幸せでいられるのです。」リズ・ブルボー


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ここに来て(?)、YouTubeで音楽発声について動画を上げ始めています。

時間にしてだいたい10分前後の短いもので、とにかくその日のトピックを簡潔にまとめるように心がけてます。

高校時代に声楽ピアノのレッスンを始めてはや・・・40年!?

歌手・俳優として初めてミュージカル舞台に立った日から、30年・・・。

その後も、歌唱指導担当者としてミュージカル作品やテーマパークの作品に関わったり、スタジオや専門学校を中心として、指導した生徒さん、学生諸君、全部合わせたら一体何人になるんだろう・・・。

他にもブライダルMCを仕事にしていた時期もあったので、その間に声や人前で話すことについて学んだこと、気づいたことも山ほどあります。

そうしたキャリアの中で身につけた知識やスキルを、とりあえずはYouTubeのチャンネルを通じて、そうした情報を必要とする人に手渡していければと思ってやってます。

人生の中でそういう節目なのか、はたまたコロナ禍のせいなのかはわかりませんが、今手の中にあるものを一度手放す必要がある、そんな風に感じているんです。

「未来のために今を耐えるのではなく、未来のために今を楽しく生きるのだ。」チェ・ゲバラ

以前読んだ、斎藤一人さんの本の中に、

「『うちは下駄屋なんだ』と思ってたら、下駄が売れなくなったらダメになっちゃう。でも、『うちは履物屋なんだ』って思ってたら、サンダルだって売れるし、もしかしたら靴下だって売れるかも知れない」

みたいなことが書いてあったんですよね。

後、最近YouTubeで観た瀬戸弘司さんと石井正則さんの対談の中で、石井さんが語られていた「いろんなことをやるように生まれついている生物」って表現に妙に納得してしまった。

1つのことを突き詰める、極める。

そうした人は素晴らしいと思うし、そういう生き方に憧れる。

しかしながら、自分の場合、年齢的に

既に手遅れな面もある。(笑)

ならば開き直って、興味あること「いっちょ噛み」しながら、幅を広げていくのもありかも知れない。

ならば、これまで学んで来たこと、身につけてきたこと、もっと気前良く手放しましょう、と。

例えば、発声に関しても、自分よりはるかに若くて知識も豊富で、目をキラキラさせながら“ボイストレーナー”として熱く語る方々がたくさんいるし、演技や滑舌についても同じようなことを感じるわけです、YouTubeでもね。

そんな中、自分はあまり欲もなく、今に執着せず、未来の不安に脅かされることもなく、淡々と、飄々と、自分が今持っているものを手放して行ければ良いなぁと思いながらやっています。

“人間は明日の朝に対して、なにがしかの恐怖と希望と心配を持たずにはいられない。” シラー 「メッシーナの花嫁」

今は、ボクたちを取り囲む世界のいろいろな状況、要素が歪みを見せて不安定で、無意識のうちに「この先も以前と全く同じ毎日には戻れないだろうな。」などと感じながら日々を過ごしているので、もしかしたら本能的に「自分が死ぬ前に還元できるものはなんだろう?」と探し続けていたりするのかも知れないですね。

こう書くと悲観的に見えたりするかも知れないですが、(実際、そういう部分もかなりあったのだけど)ここに来て、ちょっとそこから抜け出しつつあるので、今こんな記事を書いているに違いないと、自分では思っています。

「恐れず手放す、気前よく」

これ、しばらく自分の中の標語にしたいと思ってます。(笑)

 


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