かなり長いこと歌を教えてますが、これまでのボイストレーナーとしてのキャリアの中で
「どうやったら歌が上手くなりますか?」
と訊かれることがかなりありました。
ただ、“歌が上手い”といっても、人によって価値観はそれぞれ。
と同時に、
「そもそも、下手なら練習しろや。」
ということになるわけですが、そう言うと今度は、
「練習の仕方がわからなくて。」
という質問が飛んでくることが多く、
「じゃあ、レッスンに通ってみたら?」
と答えると、だいたい返ってくる答えが
- 「お金がない」
- 「時間がない」
- 「良い先生を知らない」
なんて感じで、言い訳のオンパレードみたいな方が・・・ぞろぞろいます。
中には、
「歌ってると高い声が〇〇で、言葉が▽▽で、喉が⬜︎⬜︎な感じになっちゃうんですけど、なんででしょうか?」
なんて人もいて・・・
「知らんがな!あんたの歌聴いてもおらへんのに、わかるかっ、そんなもん!」
と心の中では叫びながら、実際は懇切丁寧に、
「声というのは、実際その人が出した声を聴いて、その声の状態に対してトレーニング方法を選ぶので、いまの説明だけだとなかなか『こうすれば?』ってアドバイスは・・・ねぇ?(汗)」
みたいに答えるわけですが。
後お金に関しては、美容院のスタイリストさんと一緒で、自分が望む結果に導いてくれる人を探すのも選ぶのも自分次第で、そのスタイリストのセンスや技術に対して払う対価は、当然人によって変わってくるものだと思うのです。
一人のプロを自分一人のためにだけある一定の時間占有するわけですから、それ相応の対価を支払うのが当然のことなのだとボクは思います。
時間は・・・自分で何とかしてください。(笑)
ま、要は、みんな
「自分は変えずに結果は変えたい。」
んですよね、きっとね。
ただまぁ、そうは言っても繰り返し練習した方が上達するのは確かだし、その間、少しでも効率良く練習しないと時間が余計にかかるし、場合によっては喉痛めたりと言うリスクもあるわけなので、
レッスンの合間の自習をいかに効率的に積み上げていくか?
ってことは大きな課題には違いありません。
というわけで、今日は、かなりコスパの高いボイトレ練習グッズを紹介します。
(あくまでボク個人の考えなので、これがそのまま当てはまる人ばかりとは限りませんが・・・)
今日は新しい試みで動画を作ってみたので、こちらをどうぞ。
これね、ホントかなりのスグレモノなのに知らない人多くて勿体ないと思うんです。
頑張れ、ローランド!いい仕事してんだから・・・。
ちなみに、ローランドのVT-12紹介動画はこちら。
ミュージカルの歌を教えてると、いわゆるクラシック声楽系のレッスン経験のある人と、ポップス系の発声に関してはある意味我流の人の、大きく二つにわかれるような気がしていて、発声に関しては今はyoutubeもあるし、いろんなところにいろんなメソッドが転がっている(笑)ので、選ぶ側(自分)がどんな声を目指すのかがクリアになっていれば、いくらでも勉強のしようはあると思うのです。
ただ、その一方で、いわゆるクラシック声楽系の人が多少なりともポップスやジャズ、ロックのスタイルの音楽を歌おうと思った時にその発声を調整したり、それぞれのジャンルのノリを身に付けたいと思ったときに、具体的な方法がなかなか見つけにくい面もあるものです。
今回、紹介したローランドのボイトレ専用グッズは、そんなあなたの専属トレーナーと言ってもいいほど、文句も言わずに練習に付き合ってくれます。これ、自分への投資としたら安いもんですよ、マジで。
Roland Vocal Trainer VT-12(Amazonのサイトへ飛びます。)
「ローマは一日にしてならず」です。
声はあなたが日々の暮らしの中で育てていくもの。
「コツコツがコツ」です。
自分の時間を工夫する。
自分に投資する。
自分が求めているものを知る。
自分次第で変えられることはあるはずです。
頑張りましょう!
コメントを残す