「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわけだ」by井上陽水
「寝たいのになかなか眠れない」「眠りが浅くてすぐ目が覚めてしまう」
ツライですよね・・・。
ボクはいわゆる“枕が変わると眠れない”タイプで、役者としてミュージカルの舞台に立っている頃に一番苦労したのは旅公演でした。
何故なら、ほとんど毎日のように“枕が変わる”わけですから。
移動の疲れに加えて夏は冷房、冬は暖房との戦いの上に睡眠不足・・・コンディション命と言っていい舞台俳優にはほとんど地獄です。(笑)
ホテルのベッドの上で頭を抱えて悶え苦しんでました・・・。

共演者には、
「疲れてきてるっていうより、弱ってきてるって感じだよね・・・。」
なんて言われてました。
今日はそんな眠れなかったボクが実践して、自分なりに効果を実感できた「眠れるための3つの方法」を紹介します。
1. バレリアンの力を借りる
○○が半端ないバレリアン
バレリアンって聞いたことあります?
ハーブの一種なんですけど、意外と知らない人が多いみたいです。
正確には、オミナエシ科カノコソウ属の多年草植物。
原産はヨーロッパで、日本ではセイヨウカノコソウという名で呼ばれています。
主に根を薬用として利用します。
日本ではハーブの扱いなんですが、ドイツだったかな、睡眠薬として処方されてるらしいです。
カノコソウ(見た目はこんな感じらしい。)
バレリアンを飲むと、きちんと眠れるようになったり、睡眠の質を上げられたりという期待が持てると聞き、一時期結構愛用してました。
実際、あくまでも個人の感想ですけど、眠りの質がかなり如実に改善されたように感じました。
ただですね、一点だけ難点があるんです、このバレリアン。
それが何かというと・・・
半端なく臭い
んです、いや、ホントに。
自分の場合、サプリメントのを飲んでたんですけど、それでも蓋を開けた途端にプ〜ンとくるし、手に取るとその臭いが手についてなかなか取れない。
まぁ、それだけちゃんとしたサプリメントだとも言えるんですけど、バレリアンを知らない人にとってはただの臭い錠剤なわけで、まぁそんな苦労(?)もあって、後は眠りが改善されたこともあって、ある時期まででやめました。(笑)
ネットとかで調べるとハーブティーで飲むとか書いてあるんですけど、一体どんだけ臭うんだろう・・・。
(味もかなり苦いようです。)

夜の○○○
○○○に何が入るかわかりますか?
「お菓子」と答えたあなたはかなりの静岡通か、うなぎパイファンです。
「ボート」と答えたあなた、あなたはかなり重度の「エリザベート」症候群です。
正解は・・・「ミルク」
(そういう自分もこれを書いた今、頭の中では「エリザベート」の“ミルク”が鳴っています・・・。)
さて、眠れない日々が続きいろいろ調べてる時に知った中に、
「寝る前のホットミルクがいい」
という説があり、早速試しました。

これは、睡眠に関係するホルモンが“メラトニン”ってやつで、そもそもは、必須アミノ酸(懐かしい響き!)のトリプトファンが脳に運ばれて、そこでトリプトファンを原料に作られたセロトニンがメラトニンの分泌を促すそうなんですね。
(なんだかややこしい。)
で、このトリプトファンを多く含むのがミルクやバナナ。
さらに面白いのが、メラトニンって夜の方が分泌が多いらしいんですよ。
北欧だと“ナイトミルク”といって、夜絞ったミルクを飲むんですって。
そのほうがメラトニンを多く摂れるから。
フィンランドにはナイトミルク社ってのがあるらしい・・・。
試してみた感想を言うと・・・
蜂蜜を入れると美味しかったです。(笑)
実際は、旅公演先でホットミルクというのが面倒臭かった(ホテルの部屋に電子レンジないので)のが続かなかった最大の理由です。
ちなみに今はトリプトファンを摂るために、100%植物性(大豆原料)のプロテインを愛飲しています。
これ、オススメですよ。特に女性には良いみたいですね。
2.遮光と遮音で安眠を確保する
お次は、遮光と遮音で深い眠りを得られるというもの。
これの利点は、旅先でも簡単に実行できるという点です。
・遮光にはアイマスク
ホテルによっては、かなりの遮光性のカーテンを使ってるところもありますけど、当然のことながらそういうところはいわゆる高級ホテルで、地方をぐるぐると旅しながら舞台に立っていた当時はそんな高級ホテルを泊まり歩いているわけじゃありませんから、アイマスクは移動の電車内含めて役に立ちました。
・遮音には耳栓
そして遮音についても同じこと。カーテンに頼れない以上、自前で勝負です。
はい、そこで登場するのが耳栓。
これも、移動の電車内でも使える便利グッズ。
(と言っても、電車内はどちらかと言えばイヤホンして音楽聴いてることの方が多かったですけど。)
当時は薬局で結構良いお値段で買うしかなかったんですが、いまでは100均でも簡単に手に入るからステキです。

ただ、アイマススク、耳栓には意外な落とし穴が・・・
「これはいい!」と、アイマスク&耳栓で安眠確保、までは良かったんですが、実は意外な落とし穴が待っていました。
それは・・・
一歩間違えると、朝の光も目覚ましの音も無視して眠り続ける
というものです。

移動の電車や飛行機に乗り遅れでもしたら大変です。
というわけで、これは次の日に何の予定も入っていない時に限り、オススメします。
ただ、ここだけの話ですが、バレリアン&アイマスク&耳栓には一時期かなりハマりました・・・。
是非一度お試し下さい。
3.筋肉は裏切らない!?
Testosteronって方が出された「筋トレが最強のソリューションである」って本がありましたけど、“眠りにつくための方法”として、今ボクが一番オススメなのが“筋トレ”です。

「運動をすると睡眠の質が上がる」ということは既に実証されているそうで、
2011年にオレゴン州立大学の教授がそれを裏付けるレポートを公表しているんですって。
それによると睡眠の量は変わらないけど、質が向上するということなんだそうです。
-
夜の運動が最も「寝付きを良くし、熟睡感を高め、翌日のスッキリ感を高める」
-
就寝前に運動をして体温を上げてしまうと、このメカニズムを崩してしまい眠りにくくなってしまうため、就寝前には体温が下がるようにする。→運動は就寝3時間前に終わるように心掛ける。
引用元は、こちら↓↓↓。是非読んでみてください。
快眠タイムズ【データで実証】運動(筋トレ)をすると睡眠の質が上がる!

ぶっちゃけ、自分は寝る3時間前に終了できてないこと多いんですが、それでも寝付きはすこぶる良好です。
今、ふと思ったんですが、もしかしたら最強は
- 寝る3時間前までに筋トレをする
- バレリアンをホットミルクで飲む
- アイマスクと耳栓をする
- バイブレーションの目覚ましをかける
かも知れません!
以上、ボクがオススメする眠りにつくための3つの方法でした。
コメントを残す