「だから、あなた方に言うのです。祈って求めるものは何でも、既に受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」イエス・キリスト

“する(Do)”より“成る、居る(Be)”を選ぶこと
自分の人生を振り返って、「どうしてあんな結果が出せたんだろう?」と思うようなことがあって、その理由を知りたくて、とにかく本を読みまくり、セミナーにでまくっていた時期がありました。
そんな中で出会ったメソッドのひとつが、世界的No.1コーチと言われる、アンソニー・ロビンズのものでした。
当時、本田健さんが訳した本などが数冊出版されてはいましたが、かなり抜粋されていたり、クリス岡崎さんによるセミナー等もかなり紹介(宣伝?)されたましたが、どこかピンと来ず(もともとが直感と感性で向こう見ずに動くタイプだったので)、池田貴将さんのセミナーで初めて「ピン!」と来ました。
アンソニー・ロビンズの最初の本「UNLIMITED POWER」やCDなんかも買い込み、一時はかなりハマってました。
(今開くと、マーカーや書き込み、単語の意味なんかがかなりあって、我ながらけっこう感心します・・・。)

大事なのは“State”、つまり「どう居るか?」
そんな「UNLIMITED POWER」の中には、ものすごい知恵と知識がいっぱい詰まってるんですが、今日はその中から一つだけ紹介します。
それは、「どう居るか?」ということ。
ポイントは3つ。
- 内部表現:自分の内面(=心の中、頭の中)に何を描いて、何を呟き、何を聞いているか。
- 身体の状態:呼吸、姿勢(筋肉の緊張、リラックス)
- 振る舞い:使う言葉、動作
これらの3つが合わさって、State(状態)、つまり「自分がその瞬間、その場にどう存在しているか?」が決まります。

「どう居るか?」
これって、自分が劇団時代に教わった舞台上での(つまり作品における)「居方(いかた)」、「居て、聴いて、語る」の一番重要なことと同じだと思ったのです。
自分としては、ものすごい発見でした。
内面と外面を一致させること。
その役としてただその場にただその場に居ること、存在すること。
見方を変えれば、「自分がこうなりたいと思う理想の姿を明確に描いて、その内面と外面を一致させること」とも言えます。
だとすれば・・・役者のトレーニングは、そのまま「夢を実現する方法」のトレーニングにもなるはずですよね?
そして、ここでも“呼吸”が非常に重要なものとしてあげられています。
それもそのはず、呼吸はバイタル、つまり生命維持に直接関係することの中でおそらく唯一、自分の意識下における、人間が直接影響を与えられるものだから。
呼吸は“State”、「その場にどう存在するか?」の3つの重要ポイントをつなぐ、橋渡しの役目をするんですね。
“State”の立て直しを続けよう
人間、放っておけば楽な方に走ります。
「昨日、無事に生きてられたんだから、新しいことに取り組むことなんてないだろ?しんどいことなんて必要ないさ。」
「あんなに決心したはずなのに、自分はなんてダメな人間なんだ・・・。」
頭の中の声は絶えずいろいろとささやき続けます。
その声を聞き流して、自分の理想的な“State”に立て直しを図りましょう。
大切なのは、“How long?”ではなく、“How often.”
いかに「しばしば」その“State”を取り戻せるかにかかっています。
「既に望みが叶ったように信じなさい。そうすれば、その通りになります。」
この「信じる」ということは、内部表現と外部表現が一致して居ること、一貫して居ることと言えるでしょう。
言い方を変えれば、自分自身とのコミュニケーション(内的コミュニケーション)と他者とのコミュニケーション(外的コミュニケーション)を意識下において一貫させられれば夢は実現できるに違いないということです。
もし、うまくいかなかったら・・・?
信じましょう。「信じるものは救われる」はずですから。

コメントを残す