「音楽は人間が言葉で言えないことで、しかも黙っていられない事柄を表現する。」ヴィクトル・ユーゴー
映画を見た後だと、車窓からの風景を眺めている時にも自然に頭の中に音楽が流れていたりしませんか?
もしくは、具体的な音楽は流れていないけど、どこかいつもと風景が違って見えたり。
そういう時に「音楽って、本当に雄弁なものだな。」と思わずにはいられません。
よくよく考えてみれば、だからこそTV全盛時代にはコマーシャル・ソングが一世を風靡したわけだし、良くない例ですが、戦時には軍歌なんてものが量産されたわけです。
「 その人の状態(英語でState)が音楽に従う」
という状況が生まれるんです。
精神状態や身体の状態、呼吸、表情、etc.
中学時代、掃除の時間になるとヴィバルディの四季の春が必ず流れてました。
なので、あれはボクの中では「掃除の音楽」として記憶されてしまっています。
(あの音楽が流れてくると、今でも鼻先に雑巾の匂いがして困ることがあります…。)
「蛍の光」なんかもそうですね、どうも身支度して一刻も早く室外に出なきゃいけないような落ち着かない、どこか物悲しい気持ちになったりします。
飲食店でも、テンポの早い音楽をBGMで流しておくとお客さんの回転が早くなるんだとか…。
逆に言えば、自分がどんな音楽を聴くかで自分の気分を高揚させたり、落ち着かせたりできる、ということになります。
ミュージカルな気分の暮らしを実現させてくれるもの
さて、そんなことを押さえたところで、今日はミュージカル好きなあなたにおすすめのインターネット・ラジオをご紹介します。
それは、アメリカ在住の知人から教えてもらったAccuRadioというインターネット・ラジオで、スマホにアプリをインストールすれば無料でありとあらゆるジャンルの音楽が聴けるスグレもの。
とは言っても、最近では同じようなものが本当にたくさんあって、(Spotifyなんかがその代表ですね)選ぶのに困るくらいですが、このAccuRadioのスゴイところは、なんと“Broadway”というチャンネル(カテゴリー?)があるのです!

この黄色の丸で囲ってあるのがAccuRadioのアプリ。
開くと、なんとアルファベット順に色々な音楽のジャンルごと60以上のチャンネルにわかれています。
そして、そのジャンルの中、アルファベットのBから始まるチャンネルに・・・

出ました、“Broadway”の文字。
さらには、このBroadwayの先に40以上のカテゴリーわけがされているという…。

1950年代から2010年代まで、年代ごとのミュージカルが選べたり…

ロイド・ウェバーやコール・ポーター、ガーシュインにロジャース、ステファン・シュワルツと、お気に入りの作曲家で選べたり…

各年代のトニー賞受賞作品で選べたり…
後はジャズ・アレンジのミュージカル・ナンバーが聴けたり、「レ・ミゼラブル」ばっかり流れているチャンネルがあったりと、とにかく至れり尽くせり、ミュージカル・マニアには鼻血ものです。
年代ごとのスタイルを学ぶのには打ってつけ
あと、これ意外とピンとこないかも知れないですけど、ミュージカル・ヴォーカルのスタイルの変遷を学ぶには、この年代ごとのチャンネルはものすごく役に立ちます。
音楽のスタイルも然り、発声のスタイルも然り。
もちろん、ミュージカルに限らず、ありとあらゆるジャンルの音楽を同じように楽しみ、学ぶこともできます。
なんて贅沢な時代になったんでしょう、LPレコードから選曲してカセット・テープにダビングしたものに手書きで曲名を書き写していた世代の自分からすると、大袈裟でも何でもなく夢のような世界です。(笑)
自宅では、Bluetoothのちっちゃなスピーカーを繋げて、朝食の支度をする時にコーヒを飲みながらAccuRadioで曲を流しておくのがマイブーム(死語)です。
(最近購入して愛用中のミニミニサイズBluetoothスピーカー。気に入ってます。)
このAccuRadio、ミュージカル以外でボクのお気に入りのチャンネルは、Country ChillやCocktail Jazz Trio、Classical Concentrationなどで、良く聴きます。

ミュージカル好きなあなたも、ミュージカルはそうでもないけど音楽は好きだというあなたも、是非、試してみて下さい。
Let’s Enjoy Music♪
今日も読んでくれてどうもありがとう。
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