確定申告で考えるフリーランスと老後

お金のことをちゃんと考えることは、未来の自分を救うこと

確定申告の季節が来るたびに、劇団に入って最初に確定申告というものに取り組んだときのことを思い出します。

それは名古屋のホテルでした。

一旦は田舎に戻って就職した自分、離職して劇団に入った時点で個人事業主となったわけですが、そうした知識も自覚も全くなく、飛び込んだ舞台の世界で日々を生きることに精一杯でその他のことに意識を向ける余裕がなかったのも事実です。

同じ作品に出演している先輩からごくごく簡単な説明をしてもらい、ホテルの部屋でわけもわからぬままに申告書や収支内訳書とにらめっこしていた記憶があります。

今にしてみたら、適当どころかとんでもない間違いもしていたし、無駄もしていたに違いない…。

できることならドラえもんの力を借りて、過去の自分の手助けに向かいたいところです。

音楽や芝居、ダンスに夢中になる人の中には、お金のことに無頓着だったり、苦手だったりする人が多いような気がするんですが、いやいや、それってとってももったいないことなんです。

だって、お金のことをちゃんと考えることは、未来の自分を救うことなんですから。

「スポンサードリンク」


お金がないのもつらいけど、必要とされなくなるのはもっとつらい

人間、歳を取っていけば当然ながらいろんなことが変化して行きます。

一番最たるものが自分の体の変化でしょう。

筋力が衰えていったり、記憶力が衰えていったり、気力がなくなったり。

こんなことを書くとなんだか悲しくなってきますが、人間誰しも老いるもの。

これだけは誰も逆らうことはできませんよね?

老化を遅らせることはできても、逃れることはできません、今のところ。(笑)

と同時に変化していくもの、それは人間関係。

いえ、むしろ人間環境と呼ぶべきかも知れません。

会社勤めの人間であれば、時間の経過とともに昇進して役職が変わったり、転職したり。

プライベートで言えば、結婚したり、子供ができたり、親の介護が始まったり。

フリーランスの仕事という面で考えた時に大きな変化は、仕事先、取引先の懇意にしていた方が昇進したり、移動したり、引退したり。

これってとても大きなことです。何故なら、直、仕事に影響が出る場合が多いから。

今まで自分を可愛がって、気にかけてくれて、声をかけてくれて、そこから仕事に繋がっていた関係が途切れるケースもたくさんあるということです。

これは、自分のスキルや経験は変わらず、いや、むしろ向上していても、仕事の機会が減る可能性があるということ。

「スポンサードリンク」


自営業は定年がない。歳を取っても小銭を稼ぐことができる。死ぬまで働ける。
これは事実です。メリットです。
でも一方で、
自営業は仕事が来なければ無職。
依頼がなくなったら廃業。
これも事実なのだ。”
(「マンガ自営業の老後」上田惣子著/文響社刊)

20代で一旦就職し、退職して舞台の世界に飛び込み、そこから15年間ほど、所属先があった時期とそうでない時期はありますが、その間(税法上は?)個人事業主として生活していました。

その後、組織の一員として仕事をするようになり、並行してフリーランスとしての仕事もさせていただいてました。
(現在も、以前ほどではありませんが個人の名前で仕事させていただく機会があります。有難いことです。)

皮肉なもので、自分がフリーランスでなくなって若い人たちに教える立場に回ってから、フリーランスお金の関係について考えたり、本を読むようになりました。

(若者たちの未来に対する責任の一端を担っているというプレッシャーがあるからかも知れません。)

そんな自分が50代になって今思うことは、

「20代、30代、40代、50代、フリーランスとして、それぞれに学ぶべきお金のことがあり、お金との付き合い方がある。」

ということ。

20代、最初に個人事業主という立場になったあの日に、あの本を読んでたら…もしかしたら、まだ舞台に立っていたかも知れないし、30代のあの日にこの知識を得ていたら、もっと違う選択をしていたかも知れない。40代のあのタイミングで・・・

そんなことを確定申告の季節が来るたびに考えるのです。

人生の黄昏を迎えた時にどんな景色を見たいのか

人間、誰でも人生は一度きり。一日は24時間。

そして、何より重要なのは誰でも歳をとり、いつかはこの世を去るということ。

小学校時代、「廊下は静かに」ってポスターが階段の踊り場に貼ってあったのを覚えてますが、最近は頭の中で、

「老化は静かに(忍び寄る)」

に変換されてます。(笑)

今20代、30代の人、今のうちにお金のことを学びましょう。

40代、50代の人、焦らず急ぎましょう…。

“お金で幸福を買うことはできなが、不幸を避けることはできる”
村上龍

「継続は力なり」と言いますね。

音楽もダンスも芝居も、続けていけばどこかで自分なりの花を咲かせることができるかも知れません。

ただ、続けるためにはお金と上手に付き合っていくことが欠かせません。

毛嫌いせずに、敬遠せずに、確定申告書と向き合いましょう。(笑)

「時は金なり」

時間を大切に。

「スポンサードリンク」


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA